今、仏さまの声に支えられ、導かれて…
大阪府四條畷市の北東部、山手に広がる住宅街に建つ、小さな小さなお寺。
浄土真宗・親鸞聖人のみ教えを、さまざまな方々とご一緒に聞かせていただく道場です。
1980年に建立された、新しいお寺です。
古くからある、昔ながらの大きなお寺とは、また違った雰囲気でありますが、各法要・法座には、多くの方がお気軽にお参りくださいます。ぜひ、お念珠一つお持ちいただき、おいでください。お待ちしております。
また、各ご家庭にて、ご法事等のお勤めをご検討の際には、お気兼ねなく、ご相談ください。
「ご用心
〈忙しい〉という字は
〈心を亡くす〉
と書きます」
「忙しいので勉強ができない
忙しいので手紙が書けない
忙しいので掃除ができない
成程
それじゃ多分忙しいので
死ねないだろう」
と、あるお寺の掲示板にありました。
「忙しすぎて、死に忘れた」という人はただの一人もおりません。みんな、あれもして、これもして、忙しい、忙しいといいながら、一生を終わっていくのです。死に直面して初めて、「自分は何のために汗水をながし、何のために忙しい思いをしてきたのだろうか」と嘆いてもどうにもならないのです。
「忙」とは「心を亡している」という字であります。「心を亡している」とは、自分を見失っているということでありましょう。すなわち、忙しい、忙しいで、一番大切なはずの自分を、その人生を見失っているということが、「忙」ということであります。
あれをして、これをしてと仕事に追いかけまわされて、自分を見失ってしまいやすいお互いだからこそ、たとえわずかの時間でも、自分の人生を考える場をもちたいものであります。
自分の人生を考える、それが 「法話」であります。その場が「法座」であります。
蓮如上人は、このことについて、次のようにおっしゃいます。
「仏法をきくには、世間の用事をする好い機会に、その用事をやめてもきくようにせねばならない。世間の用事をしてしまって、それから好い機会をつくって仏法をきこうとおもうことはあさましいことである。仏法をきくには、明日にのばすことはあるべきではない」
(『蓮如上人御一代記聞書』)
金子大栄という真宗大谷派の先生が、ご往生された時、ある人が、 金子先生の生涯を「完全燃焼」という言葉で表現されていました。私は素晴しい表現だと思いました。せっかくの人生です。不完全燃焼のままで終わりたくありません。生命のありだけを燃やしつくしてこの人生を終わる。自分の力のありだけを出しきって生きる。そんな素晴しい生き方を真正面から考えてみることは、大変大切なことのように思えます。
「たった一言が
人の心を傷つける
たった一言が
人の心を暖める」
法話作成中です…
「まことに浄土真宗とは
聞法がいのちであった」
近田昭夫師
これは、あるご門徒の女性が、懐かしく話してくださった昔話です。もう三十年ほど前、私がそのお宅にお参りした折、ご夫婦に対して、お寺の法座へのお誘いをしましたら、女性が、「浄土真宗のお話を聞いたら、苦から救われて楽になれますか」「いや、特には…」と私。「それでは、私はよく腹が立って困るのですが、腹の立つのが治まりますか」と重ねて尋ねられたので、「いえ、そういうこともありません」とお答えしたら、お連れ合いが、「そんなら何のために話を聞くんや。お寺なんか行かんでもええ」と。「そういう期待に応えるご利益はありませんが、聞法すると安心して苦労もでき、腹立つことも受け止めて生きる力が与えられますよ」と私は答えたそうです。
その女性は、それを機に八十七歳の今日まで、足しげくお寺の行事や法座に熱心に参加されるようになったのです。その間に彼女は、家の仕事や家庭の苦労、息子さんの難病、お連れ合いの死、そしてご自身の五回の癌手術と失明しかかった眼病を抱えながら、「聞かせていただいてよかった。もし聞いていなかったら、今頃私はどうなっていたやら」と言われ、「老・病・死という厳しい事実を、自分の身体によって教えられています」と実に明るく、よろこんで足を運んでおられます。
この方だけでなく、聞法を重ねて来られた人に見られる底力、それは人の力を超えた威神力というものでしょうか。初めのうちは、「分からん、分からん」と言って聞いておられたが、いつしか聞き方が変わってこられました。「分かろう」という力みが抜け、法話を自分の身に引き当てて確かめるように頷き、ただ聞いておられるのです。
ここに「聞き方」の転換があります。頭で理解して「分かろう」とか「どう心を持てば」「どのように実践したら」と期待している間は、法は聞けないのでしょう。それは「自分の思い」に当てはめて間に合わそうとしているのであって、聞いていないのです。要するに「自我の思い」で聴いているだけで、「法」を聞いている訳ではないのでしょう。
「法」は「南無阿弥陀仏」、すなわち阿弥陀様の「本願の声」です。その声は自分の思い計らいは「間に合わんぞ」と気づかせ、「そのままで引き受ける」と呼んでくださる大悲の真実です。それは、苦難の生活の場で、煩い悩む身の、その苦悩の存在の根源から大悲の真実が南無阿弥陀仏となって喚んでくださっているのです。
阿弥陀様はどこか遠くにおられるのではなく、「ただ念仏して聞法の座に就く」その人の身に湧き出る清浄な意欲となって現れてくださるのでしょう。この法語「まことに浄土真宗とは聞法がいのちであった」は、「聞法」こそ自我の妄執に迷っていのちを忘れ、自己主体を見失って彷徨っている現代の私たちを蘇らせる「いのち」といただきます。
( 東本願寺出版(大谷派)発行『今日のことば』より転載)
南無阿弥陀仏の物語を聞く
https://youtu.be/Ox7Pn2s9nUA?si=dPRBfkXXhn-vHum5
仏さまのまなざしの中に生きる
https://m.youtube.com/watch?v=TSO7VToc12E
ごいっしょくださる阿弥陀さま
https://m.youtube.com/watch?v=s88vM0QTpG4
私が必ずしも正義ではない
https://m.youtube.com/watch?v=hcbEMyBZ3Fo
帰命尽十方無碍光如来①
https://www.kitamido.or.jp/wp-content/uploads/m4a/130101.m4a
帰命尽十方無碍光如来②
https://www.kitamido.or.jp/wp-content/uploads/m4a/130102.m4a
帰命尽十方無碍光如来③
https://www.kitamido.or.jp/wp-content/uploads/m4a/130103.m4a
帰命尽十方無碍光如来④
https://www.kitamido.or.jp/wp-content/uploads/m4a/130104.m4a
1月1日(月)午前9時より |
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「元旦会」 |
1月13日(土)午後2時より |
ステファンさんと『阿弥陀経』 |
1月21日(日)午後2時より |
「正信偈講座」講師 住職 |
2月1日(木)午後1時より |
「カレンダー法話」法話 住職 |
2月10日(土)午後2時より |
ステファンさんと『阿弥陀経』 |
2月18日(日)午後2時より |
「正信偈講座」 講師 住職 |
3月1日(金)午後1時より |
「カレンダー法話」法話 住職 |
3月2日(土)午後2時より |
ステファンさんと『阿弥陀経』 |
3月10日(日)午後2時より |
「正信偈講座」講師 住職 |
3月16日(土)午後2時より |
「春季彼岸会」法話 濱畑慧リョウ師 |
4月1日(月)午後1時より(中止) |
「カレンダー法話」法話 住職 |
4月7日(日)午後2時より |
「正信偈講座」講師 住職 |
4月27日(土)午後2時より |
ステファンさんと『阿弥陀経』 |
5月1日(水)午後1時より |
「カレンダー法話」法話 住職 |
5月18日(土)午後2時より 当初4日より変更をしています |
ステファンさんと『阿弥陀経』 |
5月19日(日)午後2時より |
「正信偈講座」講師 住職 |
6月1日(土)午後1時より |
「カレンダー法話」法話 住職 |
6月8日(土)午後2時より |
ステファンさんと『阿弥陀経』 |
6月23日(日)午後2時より |
「正信偈講座」講師 住職 |
7月1日(月)午後1時より |
「カレンダー法話」法話 住職 |
7月6日(土)午後2時より |
ステファンさんと『阿弥陀経』 |
7月21日(日)午後2時より |
「正信偈講座」講師 住職 |
8月1日(木)午後1時より |
「カレンダー法話」法話 住職 |
8月15日(木)午前9時より |
「歓喜会(盂蘭盆会)」 法話 住職 |
9月1日(日)午後1時より |
「カレンダー法話」法話 住職 |
9月8日(日)午後2時より |
「正信偈講座」講師 住職 |
9月15日(日)午後2時より |
「秋季彼岸会」 法話 牧野法生師 |
9月28日(土)午後2時より |
ステファンさんと『阿弥陀経』 |
10月1日(火)午後1時より |
「カレンダー法話」法話住職 |
10月12日(土)午後2時より |
ステファンさんと『阿弥陀経』 |
10月13日(日)午後2時より |
「正信偈講座」講師 住職 |
11月1日(金)午後1時より |
「カレンダー法話」法話 住職 |
11月2日(土)午後2時より |
ステファンさんと『阿弥陀経』 |
11月10日(日)午後2時より |
「正信偈講座」講師 住職 |
12月1日(日)午後1時より |
「カレンダー法話」法話 住職 |
12月8日(日)午後2時より |
「正信偈講座」講師 住職 |
12月15日(日)午前10時・午後2時より |
「報恩講」法話 星野親行師 |
12月21日(土)午後2時より |
ステファンさんと『阿弥陀経』 |
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宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
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寺院名 | 西善山 自然寺 |
住職 | 加藤真悟 |
住所 | 大阪府四條畷市岡山東3-8-6 |
電話・ファックス | 072-879-7970 080-6121-7032(住職直通) |
その他 | 駐車場有4台 |
ご法事のご相談等は、お問い合わせフォームより、ご連絡くださいましても、対応させていただきます。